ぽちぽち あそぶログ

小説、漫画、アニメ、映画などさまざまなジャンルを徒然語るブログ

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【レビュー】「車輪の下」 ヘルマン・ヘッセ 著

 ヘルマン・ヘッセの自伝的小説。少年は周りの大人の期待と自分の期待によって少年時代を犠牲にして勉強に励み、難関の神学校に入る。しかし、そこでの束縛された生活はそんな少年をさらに追い込んでいく。
 全くの自伝ではないのだが、ヘッセの過ごした故郷と少年時代の雰囲気がとても良く伝わってくる。少年の純粋さとそれが失われていく過程とその描写が著者の繊細な感受性がにじみ出ており、とても切なさを感じる。しかし、結末は意表をつかれ呆気にとられた。



「車輪の下」 ヘルマン・ヘッセ 著

☆☆☆

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【レビュー】「ダンス・ダンス・ダンス(上・下)」 村上春樹 著

 「羊をめぐる冒険」の続編で4年後から始る。主人公があるホテルを訪れ、そこでの不思議な出来事をきっかけに非現実と現実が交差する世界で様々な人と出会い様々な経験をする。

 はじめは至って現実的な話だと思って読んでいると突然落とし穴にはまったように非現実的な世界に入り込む。との唐突さに最初は混乱するものの読み進めていくと次第に謎が解けていき、すっかりはまっていた。その辺の話の進め方がとてもよかった。しかし、「人生を踊り続けなければならない」といったフレーズには考えさせられるものがあった。


ダンス・ダンス・ダンス 村上春樹 著



☆☆☆☆

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【レビュー】「塩狩峠」 三浦綾子 著

純粋な心をもつ青年が自分の命をすてて人々の命を救う。その青年のまっすぐで一生懸命な一生を描く。
生きていく上でこの人のように心を持てればどんなにすばらしいだろうかと思う一方、現実として自分にはできそうにないと感じた。誰もがもつ欲に悩み苦しみ、それを克服して一歩一歩高みに登っていくと同時に、あまり信心深くない私にも信仰をもつことの良い面をよく表現していたのでなんとなくだが理解できた。代表作の『氷点』とはすこし方向性の違う、すがすがしい物語でした。


塩狩峠

☆☆☆

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【レビュー】「優駿(上・下)」宮本輝 著

 祈りという意味をもつオラシオンと名づけられたサラブレット。そしてそれに関わる馬主、生産者、騎手、調教師などさまざまな人が織り成す物語。
 人間のエゴにより競馬で速く走るためだけに作り出されたサラブレットは、それだけに美しくもあり、儚くもある。そのサラブレットの美しさを伝えつつも、人の住む世界の汚さ、辛さ、厳しさをさまざまな立場の人物を通して描かれており、その一人一人に存在感がありその辺がとても読み応えがあります。また、文学と競馬好きが共感できる1冊であり、ちょっと古い作品ですが競馬が好きな人であれば普段小説を読まない方も楽しめると思います。


「優駿」宮本輝 著

☆☆☆☆☆

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【レビュー】「ジェネラル・ルージュの凱旋(上・下)」 海堂尊 著

 ナイチンゲールと時間軸を並行して展開するバチスタの続編。今回はサスペンス的な要素は影を潜め、裁判物のように田口がジェネラルルージュ速水を弁護するような展開。
 収賄容疑を掛けられた速見を無事窮地から脱出させられるかという院内の政治力学的要素の強い話しながら、変わらず軽快なテンポで前作までとは違った魅力を見せてくれました。また、救急の現場という実態と理想のギャップという問題も表現しておりシリアスな面も健在です。


ジェネラル・ルージュの凱旋

☆☆☆

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【レビュー】「播磨灘物語(1~4)」司馬遼太郎 著

播磨灘物語司馬遼太郎

 平成26年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主役。戦国時代に豊臣秀吉配下の武将として活躍、竹中半兵衛と並び称される知将、黒田官兵衛の物語。秀吉の軍師としての活躍が有名であるが秀吉配下前後の活躍もなかなか魅力的です。また、半兵衛よりも長生きした点とわずかにあくの強い性格(二人とも無欲なほうではあるが)であるため、より人間らしく個人的には黒田官兵衛のほうが好きである。
 さすがに戦国時代を生き抜いただけあり、人生は波乱に満ちており、また抜け目なさもあるが、晩年になってもなお天下を狙っていたところなどが、無欲と野望が混在した面白い人物像に描かれており、その辺の性格設定が非常に面白いと感じた。



 ☆☆☆

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【レビュー】「氷壁」 井上靖 著

 今ブームである登山をストーリーの中心にはしているが、登山は人と人との感情、自分自身の感情を浮き彫りにさせるきっかけ・材料に過ぎず、小説の中心は感情の描写に費やされており、読み応えのある作品になっている。

  
 「氷壁」 井上靖 著

 ☆☆

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【レビュー】「ナイチンゲールの沈黙(上・下)」 海堂尊 著

 チームバチスタの栄光に続く続編。お馴染みの田口、白鳥のコンビに加えさらに理論はが加わる展開。
 バチスタは田口と白鳥の対比でキャラクター性が非常にインパクトがあったこととストーリーも外科手術という緊迫感があり、緊張感の中のどたばたコメディといった感じで非常に楽しめました。今回も同じようではありますが、キャラが確立している分話の展開に落ち着きがあり、また犯人候補者も絞られていたため、ちょっとインパクトに欠ける展開でした。


ナイチンゲールの沈黙(上・下)

☆☆☆

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【レビュー】「絆」 小杉健治 著

夫殺害を認めている被告を弁護士だけが無罪を主張し弁護していく。
謎解きだけでなく真実が明らかになる過程で心温まるストーリーです。


「絆」 小杉健治 著

☆☆

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【レビュー】「チーム・バチスタの栄光 (上・下)」 海堂尊 著

 医療現場を舞台とした推理サスペンス。窓際医師と窓際官僚のコンビという異彩のストーリー。ドラマのイメージで難しい話かと思っていたけど案外コミカルタッチで読みやすく、かといって細部はなかなかリアルさを感じさせるバランスのいい作品です。続編も期待してしまいます。



チーム・バチスタの栄光


☆☆☆☆

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【レビュー】「地を這う虫」 高村薫 著

地を這う虫」 高村薫 著

 警察の関係ある人や関係のあった人をテーマにした短編集。

 題材自体の問題だが、地味な印象はぬぐいきれない。本著者の作品は読んだ記憶はないのだがこの作品で評価するのは酷なので、今度は代表作を読んでみたい。

 



 ☆☆

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【レビュー】「八甲田山死の彷徨」 新田次郎 著

 映画にもなった八甲田山の雪山行軍。明治時代の日本軍が避けられない日露戦争の寒冷地演習に八甲田山の行軍を選ぶが、自然の前になす術もなく敗れ去る。話自体は事実に基づいて淡々と語られるのだが、その背後にある明治時代の人々の世相や考え方が見えてきて非常に興味深く感じた。
 また、北海道での登山者の多数の遭難事故を見て改めて山の恐ろしさを知った。夏の山ですらそうなのだから冬の山ではその厳しさは想像を絶するだろう。また、遭難のきっかけは8割人災であるところも小説と似ている部分である。一刻を争う場合には、的確な判断が必要であるゆえに判断を惑わす環境は作らないようにしなければならないのだろう。


 


八甲田山死の彷徨


 ☆☆☆

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【レビュー】 「覇王の家」 司馬遼太郎 著

 徳川幕府の祖、徳川家康を主人公とした小説。天下をとった徳川家康を一般的な英雄という解釈ではなく、よく言えば忠誠心が厚く利に踊らされず粘り強い三河の気質を最大限に利用すべく自分を律し時に豪胆に時に繊細に事を運び天下を取ったと、悪く言えば政治的な冒険は割け家臣の意思に迎合し、戦略的にも天下に欲を見せず地味に積み重ねていくことで天下が転がり込んできたといった論調で描かれています。ただ、織田信長の桶狭間のような派手な博打は打たなかったものの、織田、豊臣、武田、北条など自国より遥かに大きな国に挟まれて降服せず独立を守ること自体が非常な冒険であり、一見地味ですがその冒険で死ななかったことが最大の勝因であり、そこに隠された徳川家康の魅力・知略が小説でも描かれていると思います。


覇王の家
☆☆☆

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【レビュー】「潮流」 伊集院静 著

 自伝的な要素のある小説ということで、著者が夏目正子の出会いやそのときの想いがこめられているのか、本作品にでてくる水野唯子にまばゆい魅力が感じられた。少し現実味のない部分もあるのだが、感情的にはなかなか深く掘り下げて読める小説ではないかと思います。










☆☆☆

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【レビュー】「波の塔」 松本清張 著

波の塔」 松本清張 著



 松本清張小説はあまり読む機会がなかったので、これで2冊目です。ただ、やはり名のある作家だけあり、心の陰影や人格の描写などの表現力がすごいと思います。ストーリーとしては複雑な人間模様の中に不思議な清涼感がただよう不思議なストーリーです。全体的にバランスよく、なかなか読み応えがありました。


 




 ☆☆☆

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ぽちぽち

Author:ぽちぽち
小説(歴史物がやや多め)やガンダム等のアニメ、映画(アクション物多め)を中心に見てます。
司馬遼太郎、陳瞬臣、村上春樹、宮城谷昌光、などがお気に入りです。

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